離婚する前に考えてほしい、これからの子どもとあなた。
離婚。それは人生における大事な選択。
現在日本では3組に1組が離婚する時代になりました。
女性が社会に進出し、女性自身も生活する力を持ち始めた影響もあるでしょう。
そういう意味では良い面は確かに存在するのかもしれません。
ただ、「離婚」の人生に与える影響は大きい。
それは子どもにとっても、あなたにとっても。
今回は私の経験から考える、離婚が与える影響について書いていきたいと思います。
ちなみに私の経験はこちら。
◎母子家庭育ち(4人兄弟)
◎某市役所で母子家庭を支援する部署に4年間
注意してほしいのはあくまで私の個人的感覚です。箇条書きで書いていきます。
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・あるときに父親がいないことに強い違和感を抱く。
⇨小学生低学年くらいまでは小さい疑問なのですが、小学校高学年くらいになると、
「なんで父親がいないのか?」と母に聞くようになります。ただ私の場合、
その頃「離婚」という言葉を知らなくて、答えにたどり着いたのは中学生です。
・常識がわからない。
⇨これは苦労しました。みんなが普通だと思っていることが私の中では普通ではなくて、私が普通だと思っていることがみんなの中で普通でない。これはまだ感じることがあります。
・グレる。
⇨これはイメージつきやすいでしょうか。相関関係は間違いなくあるでしょう。
変に特別感を持ってしまうのですよね。「俺には父親はいない」みたいな。
家庭の中で子どもを怒る人って父親なんですかね?だとしたらその経験がないこと、それが原因かもしれない。
・お金が心配になる。
⇨母子家庭の相対的貧困率は現在60%くらいあるみたいですね。半分以上の家庭が非常に厳しい中生活しているのでしょう。実際私がお会いした母子家庭の方々の収入は10万円あれば、そこそこでした。それ以下で暮らしている極貧世帯も多く存在しています。ほとんどの家庭では、養育費ももらえていませんでした。
ただ、私はそこまで貧しくありませんでした。母が寝る間も惜しんで働いてくれたおかげです。
でも、なんか無意識にお金のことを気にして、自分の欲望は我慢していました。
・自分が父になったとき、子どもの育て方がわからない。
⇨これは困りましたね。親になったらきっと親の真似か反面教師だと思うんですよ。
しかし私にはいない。自分なりのスタイルでやるしかない。でもどうすれば・・
・子どもがイジメにあったり、不登校になるリスクが高まる。
⇨これは市役所の業務で感じました。本当に多いです。
また学力が低い子が多いです。
理由はお金や時間がないため、子どもと向き合う時間や学習塾等、学校外教育費を工面できないのだと考えられます。
・将来ひとり親になるリスクが上がる。
⇨まさに負の世代間連鎖。母子家庭の子は、母子家庭になるケースが多いです。いい意味でも悪い意味でも、子は親の背中を見て育つのでしょう。
・夏休みが暇。
⇨夏休み、全然楽しくありませんでした。思い出がすっからかん。
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ちょっと長くなりましたがこんなイメージです。
あなたももちろん、あなた以上に子どもには影響を与えます。
もう一度、配偶者の方とちゃんと話す機会をとりましょう。
私としてはできることであれば、離婚はして欲しくありません。
子どものためにも。あなたのためにも。
それでは。