ただっちの本音とホンネ

つらつらと心から思うがままに。

東京五輪エンブレム問題で思うこと

開催前にさまざまなトラブルで賑わいを生んでいる東京五輪。まぁ 新しいことを始める上でトラブルはつきものであるから、特に気にはしていない。


そして今の話題はエンブレム。そろそろ収束
しそうではあるが、いろいろ考えさせられた。

デザインのパクリ。確かに似ている。色も同じで、形が違う。

私がいつも思うのは、この類の問題の線引きだ。
これは私の持論だが、完全な創造など私はほとんど存在しないと思っている。これはデザインに限らない。特に昨今のように、情報が得やすい社会ならなおさらだ。

全く同じでないのなら、それはオリジナルになるのではないのかと思う。企業で考えてみても、99%は同じ商品、サービスを提供している企業はたくさんあるだろう。残り1%の些細な差が、成功の差になるのだと思う。

今回のデザインの件についても、佐野研二郎氏が、東京五輪のエンブレムに応募し、今まで彼が見てきたデザインを参考にしただけということなのではないだろうか?
彼が情報を自ら収集し、自らがいいものを提案したということ、今の時代に合っているし、素晴らしいことであると私は思う。

結局、パクられた方からの訴えで転び方が変わる問題なのだろう。

これを防ぐためには、 

「ここは◯◯の△△な部分を参考にし、   □□は××を参考にし••••••」

と説明をすればよいのか?
いやいや、人間そんな細かく覚えておけません。コンピューターではないのだから。


追記
断っておきますが、私はデザインを軽視しているわけではありません。何十年も勉強されて、完全なオリジナルを創造されている方の誇りはしっかりとした形で守られるべきものだと思います。そして その仕組みをしっかり考える必要があると思っています。