あるNHKのドキュメンタリーを見て
「こんなことになるなんて思ってもみなかった」口を揃えて彼らは言う。
収入はわずかな年金のみ。中年の子どもと暮らしている。
これは本当に想定外の出来事なのか。
厳しいようだが、私には準備をしてこなかったように映る。
「子どもを育て上げ・・・」
そんなナレーションが流れた。
育て上げることができていないからこのような事態になったのではないか。
子どもに危機感を感じさせることは困難。
私自身も高校生くらいの頃、自分が将来どうなるのか全くイメージができなかった。
大抵の人はきっと私と同じようなものだろう。
だからこそ親が子どもの将来について、早期に危機感を持つことが大切。
子どもには学ばせなければならない。
しっかり努力させ、学ぶことが将来の準備につながることを伝えること。
それは先に生きてきた大人の責務。
20代、30代になってから、仕事がない。結婚できない。それではもうやや遅い。
人生は積み重ねであり、その日までにに準備をしっかりさせなくてはならない。
何故これに気づかないのか。
これは遠くで起きている殺人事件と似ているのかもしれない。
なんとなく、「こうなったら怖いな」そう思うだけで、
自分ごととして捉えることができない。
つまり自分は大丈夫、そうみんな信じている。
ドキュメンタリーで放送させる方々を見て、
「あら〜でも、私の家庭には関係ないわ」
そう思っている人が一人でも少なくなり、
自分の子どもの将来を真剣に考える環境を早急に作らなければならない。